毎年恒例のおもちつき。今年も石坂ファームのお宅を借りて、ひかりのお部屋のみなさんで行ってまいりました。
石坂さんからお話がありました。
「今日は、目や耳、鼻など、色んなところを使っておもちつきを楽しんでください」ふと目をやると、パチパチと薪が燃える音がして、たっぷりと水を含んだもちごめの入ったせいろからは、白い煙がもくもく。そして、もうすぐ炊き上がるもちごめのいいにおい!
エプロンをつけたお母様たちが、お雑煮の準備に取り掛かりました。
1臼目が炊き上がり、臼の中にもち米が入るとき、その白さと煙の迫力に「うわぁ」と声が上がりました。
もち米の試食もしました。炊き立てのもち米にさっとお醤油をかけて、ぱくりと口に運びます。おなかをすかせたこども達は、何度もおかわりをしていました。
さぁ、いよいよおもちつき!お父様たちが遠慮がちに集まります。重点的に腰のストレッチを済ませて杵を持つと、こども達が集まって来ました。「よいしょ!よいしょ!」のリズミカルなかけ声と共に、もち米がおもちに変わっていきます。
出来上がったおもちはすぐにお母様たちのもとへ。
やわらかいおもちをこどもの口の大きさにちぎり、あんこ、きなこ、大根おろし、さとう醤油に絡めたら完成です!
温かいうちにおもちを頂きます。お鍋の中のお雑煮はできあがったかな。お椀を持ってお鍋の側に行くと、お母様がお雑煮をよそって下さいました。
おなかがいっぱいになった後はこども達もおもちをつきました。こども用の杵ですが、こども達は持ち上げるのも一苦労。お父様の姿を真似て、おもちをつきました。
最後の見せ場はご夫婦によるおもちつき。息の合ったおもちつきは、なぜか笑いが起こりました…。
こども達とそのご家族が一同に会する貴重な一日。そこには絶えず笑顔があり、温かな眼差しや言葉がありました。
帰るときのみなさんの表情は、つきたてのおもちの様にやわらかく、あたたかく、穏やかなひと時を物語るかのようでした。
ご参加いただきありがとうございました。
たくさんのお写真は、アルバムをご覧下さいね。